あらすじ


写真1 今から73年前

香川県の栗熊地域の人たち約600名が満州へと旅立った。

戦後、帰郷を果たした人たちが、鳥取県の大山山麓を開拓し村を作る。

その村は香川県と鳥取県の絆を大切にと「香取村」と名づけられた。

ある日、村を作った一世のおじいさんが亡くなる。

夏休み、高校一年の武はこの村の友だち二人と、

おじいさんの生まれ故郷の香川県栗熊まで、お骨を届けるために旅立つ。

その旅は自身のルーツを辿る旅でもあった・・・。

作品の見どころ

鳥取県香取村から香川県栗熊までの少年たちのロード・ムービー。

ヒッチハイク、電車、バス、フェリー、レンタサイクル、そして、歩き走る…。

困難を克服しながら夏の炎天下の中、旅は続く。

少年たちはこの旅で、さまざまな人と出会い

将来のこと、幸せって? 死とは? 家族、生きることなど

答えの出ない問いを考える。

そして、いつしかおじいさんの辿った人生が

少年たちの旅へと重なっていく。

作品について

自主製作映画 『夏を越える少年たち』≪さぬき映画祭2014年優秀企画作品≫

上映時間 90分

 

実写

ロケ地/高松市、丸亀市

さぬき映画祭「2013」優秀企画上映作品(一般部門)

「夏を越える少年たち」制作日記

2012年 8月 「さぬき映画祭映像作品企画募集」香取村の企画を作り送る。

10月 企画が通り、12月末までシナリオを書いて下さいとのこと。

12月末 シナリオを完成し送る。

2013年 2月8日 シナリオプレゼンテーションのため高松へ。中島監督他の前でプレゼン。5時間後に受賞の連絡。念願の映画を作ることに。授賞式へ。夜、祝杯。

2月9日 スタッフとして参加して欲しい人たち連絡。皆さん、快諾。あがたい。

2月10日 キャスティングに走り廻る。

2月16日 スタッフの打ち合わせ。シナリオの直し、撮影日数、製作費ことなど、意見が出る。

2月18日 受賞のことが日本海新聞に掲載され、多くの方から祝電をいただく。

2月22日 サンミュージックへ少年役の面接。1人採用するかも?

2月25日 大山町長森田さんと面会。その後、香取村理事会へ。趣旨を話し、理解を求める。口蹄疫の問題で、牛舎での撮影許可が出ないかも? 

2月27日 キャスティングの件で米子高専放送部へ。スタッフ希望で来ていた高下さん、翔太役にぴったり。出演して欲しいと説得する。ビデオドラマを見せられ、そこで演じていた、菅さんに一目ぼれ。呼んでもらって、口説く。少年、3名のキャスティングが決まる。結局、30名くらいの少年たちを面接した。

3月4日 2軒の酪農農家から撮影許可が出る。ありがたい。

3月7日 役者を伴い香取村へ現地視察。この時期、牛の出産ラッシュだそうで、その撮影もお願いする。

3月8日 米子出身の女優松本若菜さんの事務所に出演依頼のメールを送る。

3月16日 クランクイン! 石原牧場へ。牛舎での家族のシーン。

3月17日 撮影、2日目。昨日の続き。午後から、父親の交通事故のシーン。ポンプで雨を降らせ、煙幕、血が流れるという難しい撮影。

3月31日 この日より、役者の稽古をする。8月の撮影まで、数回繰り返す。

4月9日 若菜さん出演決定! 香川県へ香川キャストのリストを送る。

4月13日 スタッフ・キャスト初顔合わせ。総勢25名。音楽に松本さんと深堀さん。

4月28日 脚本の直し。構成を分かりやすく、状況に合わせ、役者へ当て書きするなど。

5月5日 衣装合わせ。

5月11日 鳥取〜香川のロケハン。羅生門、備北バス、高梁の町など。夕方、香川キャストのオーディション。夜、居酒屋へ行き、骨付き鳥を食べる。

5月12日 午前中、オーディションの続き。午後からロケハン。一宮寺、図書館など。

5月18日 香取村〜大山、ロケハン。ミルクプラント、中の原など。

5月25日 スチール写真の谷脇さんと香取村の記録写真などを撮る。

6月15日 ハイキングのシーンの撮影。子供たち21名参加。BSSのラジオカーが取材に来ており、撮影の模様がライブで放送される。

6月16日 4日間待って、牛の出産の撮影。

7月3日 香川スタッフよりミミカさんという女性歌手を紹介していただく。

8月6日 坂出で香川キャスト石垣さんと面会。

8月8日 この日から、本格的に撮影スタート。ほぼ、順撮りなのだが、JRの撮影は盆の周辺が人の移動が多いというので、高梁駅、電車内のシーンは、この日に撮影。帰りに明地峠で脱法ハーブを吸うシーン。

8月9日 新見。エキストラの子供2人と合流し、山間のお店の前で撮影。暑かったが子供たちよくやってくれた。羅生門へ行き、殴るシーンなど。

8月10日 高梁。高梁美観地区、教会、バス内、総社の河原で脱法ハーブ青年との対決など。雨が降り、それも反映して撮る。(本編ではカット)。

8月11日 宇野。駅から降りてくるシーン。キャンドルナイトで、カキ氷を食べるシーンを追加。

8月12日 宇野のシーサイドパーク。日の出前より、起きるシーン、宇野―高松のフェリー上。高松から若菜さん合流。2往復し撮影。この日は、高知で観測史上最高の気温。琴電築港駅のシーン、高松駅前でのミミカの路上ライブ。宿舎へ。銭湯に行く途中、コインランドリーで洗濯。その際、撮影用衣装など盗まれる。シナリオを変えることに。旅立ちの前は学校の体操服。これからのシーンは着替えるシーン追加し、着替えたという設定に。警察に被害届け。

8月13日 高松中走り回り、同じような衣装を探す。主役の菅さん、ダウン。そのまま病院へ。FM香川で撮影予定であったが、主役が不在のため、若菜さんのリアクションやアップなど撮る。相手役がいなく、やりにくかったと思う。感謝。衣装が盗まれ、主役が倒れるという、修羅場と綱渡りだったが、スタッフで若菜さんを誘い飲みに行く。

8月14日 菅さん復帰。ほっと胸を撫で下ろす。朝、2時間という約束で、FM香川で菅さんのシーンを中心に撮影。栗熊駅、うどん屋さんなどで撮影。若菜さん、アップ。

8月15日 朝、栗林公園前で、自転車のシーン、追加した銭湯のシーン、栗熊コミュニティーセンター、一宮時など。

8月16日 スタッフ・キャスト、米子へ。カメラマンと、高松の実景を撮る。

8月17日 香取村から撮影を再開。ヒッチハイク、鬼のトイレで着替えるシーン、帰るシーンなど。

8月18日 日吉津海岸でキャンプのシーン。夏の撮影はこれで終わり。

9月5日 この日より編集作業スタート。

11月9日 秋の撮影。竹谷さんと菅さんのシーン。夜、やくもが走るシーンなど。

11月11日 香取村入植際の撮影。そのあと、焼肉パーティーに参加。

12月7日 予告編を作る。

12月21日 待望の雪が降ったので、雪に埋もれた香取村を撮影。これで、撮影はすべて終了。

2014年 1月2月 関係者を集め0号試写会。ダメ出しがあり、再編集することに。

1月14日 衣装泥棒捕まる。48歳、女装癖の男。

1月15日 締め切りギリギリで完成DVDを送る。感無量。

2月14日 さぬき映画祭開催。

2月15日 この日より、香川県各所で上映。

2月23日 Eとぴあかがわで最終上映。おしみない拍手に感動。中島監督より講評を受ける。「鳥取と香川の歴史的なつながりをロード・ムービーで見事に表現した。映画祭でこういう作品が生まれるのは画期的なことだ」